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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/10 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
地域産業論A/Lectures on Regional Industries A
時間割コード
/Course Code
E1G10079_E1
開講所属
/Course Offered by
経済学部/Faculty of Economics
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第1クォーター/1Q
曜限
/Day, Period
金/Fri 2
開講区分
/Semester offered
第1クォーター/1Q
単位数
/Credits
1.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
藤田 和史
科目区分
/Course Group
_ 
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
西2号館E102/E102
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
経済学部 2.専門的知識や技能 10

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
藤田 和史 経済学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
産業集積は,1980年代以降世界各国で注目を集めてきました.そこには停滞する先進国経済,行き詰まったフォーディズムなど様々な原因がありました.そのような状況を打破するコンセプトとして,好調なパフォーマンスを維持する産業集積に注目が集まったのです.日本でも1990年代に入ってから,バブル崩壊後の疲弊する経済状況を打開する策として注目を集めてきました.しかし,学問上の産業集積は「学」ではなく「論」のままでとどまっている状態です.なぜなら,理論構築の素材となる実例が,時間・空間・対象によって異なり,未だ論争の終着点を見いだしていないからです.

この講義Aでは,広く耳目を集めた産業集積について,理論的な解説と具体的政策を概観しながら,産業集積に関する知識を深めていきます.
到達目標
/Course Objectives
1. 産業集積について,理論および政策の面から説明できる.
2. 具体的な産業集積を知った上で,国内の産業集積が抱える課題について解説できる.
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
単位認定試験(70%),宿題(30%)によって評価します.
教科書
/Textbook
特に定めません
参考書・参考文献
/Reference Book
青山裕子ほか著 小田宏信ほか訳 2014. 『経済地理学キーコンセプト』古今書院.
小田宏信 2005. 『現代日本の機械工業集積-ME技術革新期・グローバル化期における空間動態-』古今書院.
立見淳哉 2019. 『産業集積と制度の地理学 経済調整と価値づけの装置を考える』ナカニシヤ出版.
水野真彦 2011. 『イノベーションの経済空間』京都大学学術出版会.
Scott, A. J. 2006. Geography and Economy. Oxford University Press: New York.
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
興味があれば,以下の洋書にも目を通してみると良いでしょう.
Clark, C. L., Feldman, M. P. and Gertler, M. S. 2000. The Oxford Handbook of Economic Geography. Oxford University Press: New York.
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
既に経済地誌A/B,通商政策,地域政策などの授業を受講していることが望ましいです.
受講していない方を排除するものではありません.

この授業は対面で実施します.
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
経済地誌,都市政策,産業政策,地域政策,日本経済史など
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
上記の参考書のいずれかを一読することを勧めます.また,これら以外にも産業集積について取り扱った書籍は多数ありますので,図書館を利用して一冊でも多く触れるようにしてください.さらに,最先端の研究について知りたい方は,Ciniiを利用して学術論文を検索してもよいでしょう.不明な点はお問い合わせください.
その他連絡事項
/Other messages
授業資料はMoodleを通じて配布します.また,ノートテイクについては,BYODのPCもしくはタブレット端末を利用してもかまいません.

なお,「都市産業論」を受講した67期以前の学生は,本科目を履修できません.
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
この授業は,本学アクティブラーニングガイドラインの以下の項目に該当します.

(7) 発展的な課題に取り組むことを促す仕掛けをともなう学習
(9) 複数の領域にまたがる解法を必要とする学習
(11) 学生が自身の学修進展の状況や到達レベルなどを客観的に把握・確認できる仕掛けをともなう学習
オフィスアワー
/Office Hours
火曜日の12:30~13:30にお越しください.なお,会議等で対応できない場合もありますので,あらかじめ連絡をいただけるとありがたいです.場所:西3号館 414室

メールアドレスは,kazu23あっとwakayama-u.ac.jpです(「あっと」は@に変換してください).
Teamsを利用しても連絡することが可能です.
科目ナンバリング
/Course Numbering
E04022J01000B312,E04022J01000P312,E04022J01000S312
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 (HW)と記載の回に宿題を課します.
2 1回 (04/12) 産業集積の理論1:集積論の基本的な考え方(HW)
3 2回 (04/19) 産業集積の理論2:古典的集積論 (マーシャル,ウェーバー,ジェイコブス)
4 3回 (04/26) 産業集積の理論3:第二の産業分水嶺と新産業集積論
5 4回 (05/10) 産業集積の理論4:関係論的転回と産業集積(HW)
6 5回 (05/17) 産業政策と集積の理論1:国レベルの産業立地政策(全総と新全総)
7 6回 (05/24) 産業政策と集積の理論2:国レベルの産業立地政策(三全総以降の産業立地政策)
8 7回 (05/31) 産業政策と集積の理論3:地域レベルの産業立地政策(HW)
9 8回 (06/07) 試験

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