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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/10 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
経済思想史A/History of Economic Thought A
時間割コード
/Course Code
E1G10024_E1
開講所属
/Course Offered by
経済学部/Faculty of Economics
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第1クォーター/1Q
曜限
/Day, Period
月/Mon 1
開講区分
/Semester offered
第1クォーター/1Q
単位数
/Credits
1.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
阿部 秀二郎/Shuujirou Abe
科目区分
/Course Group
_ 
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
西2号館E101/E101
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
経済学部 2.専門的知識や技能 10

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
阿部 秀二郎/Shuujirou Abe 経済学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
現代の経済学を支える考え方は、すべてが新しく生み出されたわけではありません(これについては議論があります)。長い歴史の中で、経済学者が作り出してきたものが積み上げられてできてきました。したがって経済学を深く理解しようと思う場合、歴史を学ぶことも大切です。さらに、経済学は経済学者によって生み出されてきました。経済学者は人間ですから、その人間が生きていた時代的・地理的背景に影響を受けています。この授業では、これらの影響についても考察します。履修者は学修を通して、経済学の専門的知識を深く理解することができるようになります。
到達目標
/Course Objectives
経済思想史の意義・意味について他人に説明できる。
経済学の成り立ちとその背景について、説明できる。
イギリスを中心として展開した経済学の初期段階の経済学者がどのような背景で経済学を考えたのかについて、説明できる。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
予習問題への対応(10%)、レポート(30%)、試験(60%)※試験はMoodleを利用します。準備できるようにしておいてください。
教科書
/Textbook
なし
参考書・参考文献
/Reference Book
間宮陽介『市場社会の経済学』中公新書 適宜指示します。
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
知的な面での積極的な参加を期待します。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
なし
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
経済思想史B、経済学史ⅠA,B、経済学入門A,B、社会経済学入門、経済史総論A,Bなどです
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
予習・復習、レポート提出もMoodleを利用してもらいます。この予習問題への対応を成績評価でも重視します。授業ではレポートを作成してもらいます。問題提起からレポート作成まで1か月程度かけます。このレポートへの準備(調査・考察・執筆)を授業時間外で行ってもらいます。
その他連絡事項
/Other messages
この授業はMoodleを利用して対面で行います。
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
予復習に関して、主体的に活動をしてもらいます。授業で学修する内容に関する予習、授業で学修した内容に関する復習、レポートでは、皆さん自身が論点を設定し、調査・作成などを通して、理解を深めてもらいます(⑤)。
オフィスアワー
/Office Hours
メールでお願いいたします。shujiro@wakayama-u.ac.jpです。
科目ナンバリング
/Course Numbering
E07022J01000G212,E07022J01000B212,E07022J01000A212,E2J01000P212,E07022J01000S212
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1回目 ガイダンスと経済思想史全体の説明 オリエンテーション
カリキュラムにおけるこの授業科目の位置づけ・他の授業科目との関係・授業実施者の意図・成績評価方法を説明します。授業の振り返りと予習問題(スミス)への回答を授業時間外に作成してもらいます。
2 2回目 経済学の成り立ちの説明 スミス
18世紀イギリスの事情を踏まえたうえで、スミスがどのような思想を有していたのかについて理解します。
授業の振り返りと予習問題(リカードウの経済思想)への回答を授業時間外に作成してもらいます。
3 3回目 経済学の父が落とした子供とその時代 リカードウ派演繹的社会主義的経済
リカードウの経済学がいかに抽象的であるか、それゆえに普遍性を有しているのか、またその抽象性のために当時どのように利用されたのかについて理解します。
授業の振り返りと予習問題(当時のドイツの経済思想)への回答を授業時間外に作成してもらいます。
4 4回目 経済学の父が他国に与える影響とその受け入れ 反グローバル経済
イギリスの経済的覇権に対して、後発国であるドイツがどのように対応しようとしていたのか、その動きとかかわった経済学者の考え方について理解します。
授業の振り返りと予習問題(科学研究と科学技術の展開)への回答を授業時間外に作成してもらいます。
5 5回目 科学の時代の経済学 科学的経済学
19世紀半ばから後半にかけて展開した自然科学とその影響を受けた経済思想について理解します。
授業の振り返りと予習問題(限界革命)への回答を授業時間外に作成してもらいます。
6 6回目 科学の影響を受けた経済学1 定型的モデルの経済学1
自然科学の影響を受けた3人の経済学者(メンガー・ジェヴォンズ・ワルラス)の経済思想の前提を理解します。
授業の振り返りと予習問題(3人の経済思想の類似と相違)への回答を授業時間外に作成してもらいます。
7 7回目 科学の影響を受けた経済学2 定型的モデルの経済学2
3人の経済学者の経済思想の類似と相違について理解します。
8 8回目 総括と試験

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