シラバス参照 |
科目一覧へ戻る | 2024/09/20 現在 |
開講科目名 /Course |
経済思想史A/History of Economic Thought A | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
時間割コード /Course Code |
E1G10024_E1 | ||||||||
開講所属 /Course Offered by |
経済学部/Faculty of Economics | ||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第1クォーター/1Q | ||||||||
曜限 /Day, Period |
月/Mon 1 | ||||||||
開講区分 /Semester offered |
第1クォーター/1Q | ||||||||
単位数 /Credits |
1.0 | ||||||||
学年 /Year |
2,3,4 | ||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
阿部 秀二郎/Shuujirou Abe | ||||||||
科目区分 /Course Group |
_ | ||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | ||||||||
教室 /Classroom |
西2号館E101/E101 | ||||||||
開講形態 /Course Format |
|||||||||
ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
|
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
阿部 秀二郎/Shuujirou Abe | 経済学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
現代の経済学を支える考え方は、すべてが新しく生み出されたわけではありません(これについては議論があります)。長い歴史の中で、経済学者が作り出してきたものが積み上げられてできてきました。したがって経済学を深く理解しようと思う場合、歴史を学ぶことも大切です。さらに、経済学は経済学者によって生み出されてきました。経済学者は人間ですから、その人間が生きていた時代的・地理的背景に影響を受けています。この授業では、これらの影響についても考察します。履修者は学修を通して、経済学の専門的知識を深く理解することができるようになります。 |
---|---|
到達目標 /Course Objectives |
経済思想史の意義・意味について他人に説明できる。 経済学の成り立ちとその背景について、説明できる。 イギリスを中心として展開した経済学の初期段階の経済学者がどのような背景で経済学を考えたのかについて、説明できる。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
予習問題への対応(10%)、レポート(30%)、試験(60%)※試験はMoodleを利用します。準備できるようにしておいてください。 |
教科書 /Textbook |
なし |
参考書・参考文献 /Reference Book |
間宮陽介『市場社会の経済学』中公新書 適宜指示します。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
知的な面での積極的な参加を期待します。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
なし |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
経済思想史B、経済学史ⅠA,B、経済学入門A,B、社会経済学入門、経済史総論A,Bなどです |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
予習・復習、レポート提出もMoodleを利用してもらいます。この予習問題への対応を成績評価でも重視します。授業ではレポートを作成してもらいます。問題提起からレポート作成まで1か月程度かけます。このレポートへの準備(調査・考察・執筆)を授業時間外で行ってもらいます。 |
その他連絡事項 /Other messages |
この授業はMoodleを利用して対面で行います。 |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
予復習に関して、主体的に活動をしてもらいます。授業で学修する内容に関する予習、授業で学修した内容に関する復習、レポートでは、皆さん自身が論点を設定し、調査・作成などを通して、理解を深めてもらいます(⑤)。 |
オフィスアワー /Office Hours |
メールでお願いいたします。shujiro@wakayama-u.ac.jpです。 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
E07022J01000G212,E07022J01000B212,E07022J01000A212,E2J01000P212,E07022J01000S212 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 1回目 | ガイダンスと経済思想史全体の説明 | オリエンテーション カリキュラムにおけるこの授業科目の位置づけ・他の授業科目との関係・授業実施者の意図・成績評価方法を説明します。授業の振り返りと予習問題(スミス)への回答を授業時間外に作成してもらいます。 |
|
2 | 2回目 | 経済学の成り立ちの説明 | スミス 18世紀イギリスの事情を踏まえたうえで、スミスがどのような思想を有していたのかについて理解します。 授業の振り返りと予習問題(リカードウの経済思想)への回答を授業時間外に作成してもらいます。 |
|
3 | 3回目 | 経済学の父が落とした子供とその時代 | リカードウ派演繹的社会主義的経済 リカードウの経済学がいかに抽象的であるか、それゆえに普遍性を有しているのか、またその抽象性のために当時どのように利用されたのかについて理解します。 授業の振り返りと予習問題(当時のドイツの経済思想)への回答を授業時間外に作成してもらいます。 |
|
4 | 4回目 | 経済学の父が他国に与える影響とその受け入れ | 反グローバル経済 イギリスの経済的覇権に対して、後発国であるドイツがどのように対応しようとしていたのか、その動きとかかわった経済学者の考え方について理解します。 授業の振り返りと予習問題(科学研究と科学技術の展開)への回答を授業時間外に作成してもらいます。 |
|
5 | 5回目 | 科学の時代の経済学 | 科学的経済学 19世紀半ばから後半にかけて展開した自然科学とその影響を受けた経済思想について理解します。 授業の振り返りと予習問題(限界革命)への回答を授業時間外に作成してもらいます。 |
|
6 | 6回目 | 科学の影響を受けた経済学1 | 定型的モデルの経済学1 自然科学の影響を受けた3人の経済学者(メンガー・ジェヴォンズ・ワルラス)の経済思想の前提を理解します。 授業の振り返りと予習問題(3人の経済思想の類似と相違)への回答を授業時間外に作成してもらいます。 |
|
7 | 7回目 | 科学の影響を受けた経済学2 | 定型的モデルの経済学2 3人の経済学者の経済思想の類似と相違について理解します。 |
|
8 | 8回目 | 総括と試験 |