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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/10 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
労働者福祉事業とセーフティネット/Workers welfare and safety net
時間割コード
/Course Code
E1F72021_E1
開講所属
/Course Offered by
経済学部/Faculty of Economics
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第1クォーター/1Q
曜限
/Day, Period
木/Thu 3
開講区分
/Semester offered
前期/the former term
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
県労働者福祉協議会
科目区分
/Course Group
_ 
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
西2号館E301/E301
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
経済学部 2.専門的知識や技能 2
経済学部 4.協働性とコミュニケーション能力 4
経済学部 5.地域への関心と国際的視点 4

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
県労働者福祉協議会 経済学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
この科目は、
①和歌山県内の労働団体及び労働組合の幹部役員が実務経験を活かし、近年注目されている「働き方改革」について、職場の現状を紹介しながら、労働者の立場から、働く人たちが安全で安心して働くための仕組みや取組みを説明します。
②労働者自らがつくり育てる事業(労働者福祉協議会、労働金庫、労働者共済、各生活協同組合)の役職員が、実務経験を活かしそれぞれの事業や実績について紹介し、「労働者福祉とは何か」を考え、「助け合い」「協働」がつくる経済や社会運動について学びます。
到達目標
/Course Objectives
・「助け合い」、「協同組合」の理念・歴史及び事業内容を知ることで、株式会社との違いについて簡潔に述べることができる。
・働く人たちからみた「働き方改革」への取組みや考え方を知ることで、自らの就職活動や社会生活に活かす。
・労働者福祉事業の実際と今後の可能性を学ぶことで人と人のつながりが社会を動かすエネルギーとなることが具体的にイメージできる
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
授業時間ごとに提出するコメントシートと15回目に実施する確認レポート(60分)により、総合的に評価します。
教科書
/Textbook
特定の教科書はありませんが、授業中に資料を配付します。
参考書・参考文献
/Reference Book
特定の参考文献はありません。
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
授業のテーマに応じて実務に詳しいスピーカーが説明します。職場(現場)からの知見を学んでください。
未履修の授業で使用した資料が必要な場合は、後日出席した授業で申し出ること。当該資料を精読後のレポート提出は任意としますが成績評価の対象とします。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
記載事項なし
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
社会政策(概論)、社会政策(雇用と労働)、社会政策(社会保障)、労働経済論(労働市場)、労働経済論(雇用システム)、社会保障論(社会保険)、社会保障論(社会福祉)、社会保障法総論A、社会保障法総論B、社会福祉法A、社会福祉法B、社会保険法A、社会保険法B、公的扶助法
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
本講義の授業計画に沿って準備学習と復習を行うこと。さらに授業内容に関連する事項の調査・考察を含めて毎回の授業ごとに自主的な学習を求めます。
その他連絡事項
/Other messages
記載事項なし
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
①各講義終了後、講師がテーマを示し、その内容についてレポートを提出してもらいます。 ②授業によって(人生における保障設計や生協店舗などでの環境対策など)、ワークショップ形式での体験型授業を行います。 (アクティブラーニング実施要項 ④⑪) 授業時間ごとに、講義内容の理解度が確認できるコメントシートの作成を求めていきます。
オフィスアワー
/Office Hours
非常勤講師であるため、授業前後の対応のみとなります。
科目ナンバリング
/Course Numbering
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 【オリエンテーション】 働く人を守る労働組合や労働者自らがつくる事業(労働者福祉事業)とは何かを概説し、第2回目から第15回目までの講義の進め方等について説明します。
2 第2回 【労働団体1】 県内労働団体の幹部役員が実務経験に基づき、労働団体、労働組合とは何か、また、公務員と民間企業それぞれの労働組合の特徴や職場での日常活動のあらましについて説明します。
3 第3回 【労働団体2】 民間企業の労働組合の幹部役員が実務経験に基づき、労働組合における意思決定の仕組みやプロセス(学習会、職場集会、執行委員会、定期大会の役割や内容等)と事業主への対応(各種交渉や内容等)について説明します。
4 第4回 【労働団体3】 民間企業の労働組合の幹部役員が実務経験に基づき、労働組合と政治との関わりについて、社会保障制度改正に向けた要請活動や国・県・市町村の各議員との連携等について説明します。
5 第5回 【労働団体4】 民間企業の労働組合の幹部役員が実務経験に基づき、労働組合が取り組んでいる職場の課題(安全衛生、ワークライフバランス、ハラスメントなど)を通じて、安全で働き甲斐の持てる仕事ができる取組みを説明します。
6 第6回 【労働団体5】 民間企業の労働組合の幹部役員が実務経験に基づき、労働組合が取り組む社会貢献活動やボランティア活動の様々な事例紹介とともに労働組合が取り組む意義や必要性、社会的責任などについて説明します。
7 第7回 【労働団体6】 県内労働団体の幹部役員が実務経験に基づき、労働組合と行政との関りについて、労働委員会や労働局などとの関係を解説します。また、最近の活動や相談・解決事例などについても紹介します。
8 第8回 【労働団体7】 民間企業の労働組合の幹部役員が実務経験に基づき、賃金が決まる仕組みを中心に、産業別、企業別などの賃金事情と取組みについて説明します。
9 第9回 【労働者福祉事業(協同組合・生協】 JCA(日本協同組合連携機構)の役員が、世界・日本の協同組合の現状および協同組合の価値や役割について説明します。
10 第10回 【労働者福祉事業(生協1)】 わかやま市民生協理事が、地域と共にとりくむ活動と事業について説明します。
11 第11回 【労働者福祉事業(生協2)】 和歌山中央医療生協の役員が、多様な生協事業から命と健康を守る生協の事業を説明します。また、社会変革に取り組んだ過去の事例から現在のSDGs(エスディージーズ)に至る内容について説明します。
12 第12回 【労働者福祉事業(労働者共済1)】 こくみん共済coopの職員が、協同組合の仕組みや理念とともに生協が取り組む共済事業の誕生から現在に至る歴史と取組み内容について説明します。
13 第13回 【労働者福祉事業(労働者共済2)】 こくみん共済coopの職員が実務経験に基づき、生活保障設計について説明し、そのうえで、履修生が自分に合ったライフプラン(保障計画や資金計画など)の計画づくりを体験し、働く人にとって有効な生活資金の活用方法や保障の必要性について考えていきます。
14 第14回 【労働者福祉事業(労働金庫)】 近畿労働金庫(本部:大阪市)の職員が実務経験に基づき、世界に例を見ない働く人たちがつくった金融機関(労働金庫)の歴史と事業内容について説明します。そのうえで、協同組織金融機関としての地域貢献活動の在り方や労働運動・労働組合が経営や事業にどう関わっているのかを説明します。
15 第15回 【まとめ】 社会人と労働組合活動及び労働者福祉協議会活動について総括的に解説します。また、ここでは最終確認レポートの作成と提出を求めます。

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