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科目一覧へ戻る | 2025/05/21 現在 |
開講科目名 /Course |
コミュニティ交通論/community transport | ||||||||
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時間割コード /Course Code |
E1F10064_E1 | ||||||||
開講所属 /Course Offered by |
経済学部/Faculty of Economics | ||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2025年度/Academic Year 第1クォーター/1Q | ||||||||
曜限 /Day, Period |
金/Fri 1 | ||||||||
開講区分 /Semester offered |
前期/the former term | ||||||||
単位数 /Credits |
2.0 | ||||||||
学年 /Year |
3,4 | ||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
西川 一弘 | ||||||||
科目区分 /Course Group |
_ | ||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義・演習 | ||||||||
教室 /Classroom |
東1号館E1-203/E1-203 | ||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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西川 一弘 | 大学共通 |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
日常生活は”移動”無くして成立しません。買い物も通院も、和歌山大学への通学も、必ず移動が必要になります。ドラえもんの「どこでもドア」が開発されない限り、移動の問題は常に皆さんに直面します。特にクルマに乗れない人や公共交通空白地域に住む人にとっては、”生活の質”を脅かす課題でもあります。 本講義では、身近な生活を支えている「移動」「交通」について論じます。この講義を通じて、普段何気なく「移動している現象」を、きちんと論理で持って説明できるようになることを目標とします。 この講義は経済学部「地域公共政策・公益事業」プログラムの選択対象となっていることから、自治体政策や地域住民による交通まちづくりについても取り上げます。出来る限り、通勤・通学・買い物・通院など、身近な移動にスポットを当てると共に、”コミュニティ”と”交通”の関係性についても考えます。 |
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到達目標 /Course Objectives |
コミュニティ交通に関するキーワードを理解できるようになると共に、簡単に説明できることを目指します。その上で、普段何気なく「移動している現象」を、きちんと論理で持って説明できるようになり、かつ「コミュニティ交通」について自らの考えを主張できるようになることを目指します。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
成績は「期末レポート」(約60%)+「加点要素」(約40%)で総合的に評価します。 加点要素は、毎回の「こころの風景・リアクションシート」と「中間レポート(予定)」です。 詳細については、第1回のオリエンテーション時に詳しく説明します。 |
教科書 /Textbook |
特に指定しません。必要なレジュメを配布します。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
授業中の中で紹介します。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
できる限り受講生とのコミュニティケーションを図り、共に授業を創りたいと思っています。 この授業は対面形式ですが、授業の進捗&受講生の要望によっては、教員がフィールド先から授業を中継する「逆フィールドワーク」も取り入れたいと思います。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
授業中に調べてもらう機会(クエスチョンタイム)をつくりますので、インターネットにつながるPC・タブレット・スマートフォンのいずれかを持参してください。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
「交通システム論」や「交通政策」など辻本先生の交通関係の講義。 |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
いつも使っている移動手段とは違うものを使ってみて、それぞれの交通のメリット・デメリットについて考えてみてください。 和歌山はとかく「クルマがないと不便」と言われますが、なぜそのようにみんなが言うのか、周りの人に聞いてみてください。 まちづくりや交通に関するニュースに目を配り、時事情報を取り入れておいてください。 |
その他連絡事項 /Other messages |
特になし |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
講義以外に、毎回のこころに残ったキーワードや、疑問・質問を「こころの風景・リアクションシート」記入してもらいます。特に説明や回答が必要な論点については、翌授業の初めに「リプライタイム」を設けてコメントします。このプロセス自体も授業の一環にします。 また授業中に「クエスチョンタイム」を設けて、自らで調べてもらう時間を設けます。 【「アクティブ・ラーニング」実施要項④、⑥、⑨】 |
オフィスアワー /Office Hours |
原則、木曜日の昼休み(東3号館南110号研究室)。不在にすることも多いので、事前にメールでアポイントをお願いします。 kazuhiro@wakayama-u.ac.jp また授業に関する質問などは、Moodleのフォーラム機能も活用します。 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
E07042J01000B392,E07042J01000P392,E07042J01000S392 |
実務経験 /Practical Experience |
無 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole course |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 第1回 4/11 | オリエンテーション | あなたとコミュニティ交通 | |
2 | 第2回 4/18 | 交通にまつわる理論の移動の重要性① | ・交通とは何か ・交通の特性 |
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3 | 第3回 4/25 | 交通にまつわる理論の移動の重要性② | ・移動制約者論 ・交通の幅広い「利益」 |
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4 | 第4回 5/9 | コミュニティと交通の関係性 | ・コミュニティという言葉の定義 | |
5 | 第5回 5/16 | コミュニティ交通とは何か① | ・徒歩編 ・歩きやすい道路とは? |
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6 | 第6回 5/23 | コミュニティ交通とは何か② | ・自転車編 ・自転車と法令 |
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7 | 第7回 5/30 | コミュニティ交通とは何か③ | ・自動車編 ・自動車利用をめぐる諸論点 ・道路整備論 |
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8 | 第8回 6/6 | コミュニティ交通とは何か④ | ・バス編 ・乗り合いバスの課題と悪循環 ・バスが無くなるとどうなるのか ・先進地の事例を生かす |
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9 | 第9回 6/13 | コミュニティ交通とは何か⑤ | ・鉄道編 ・鉄道の特性と悩ましさ ・たま駅長に学ぶ地域鉄道の再生 |
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10 | 第10回 6/20 | コミュニティ交通とは何か⑥ | ・ボランティア輸送編 ・市民が支える交通とは ・交通に関する法律 |
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11 | 第11回 6/27 | 住民と共につくるコミュニティ交通の事例① | ・和歌山県内・県外の事例や取組紹介 | |
12 | 第12回 7/4 | 住民と共につくるコミュニティ交通の事例② | ・生活交通あるある ・交通行政 |
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13 | 第13回 7/11 | 人口減少時代のコミュニティ交通のサバイバル戦略① | ・新しい技術を導入した公共交通の再構築戦略 ・小さい交通論 ・シェアリングエコノミー |
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14 | 第14回 7/18 | 人口減少時代のコミュニティ交通のサバイバル戦略② | ・IoTの活用 ・MaaS |
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15 | 第15回 7/25 | 授業のまとめ | ・テストの予告 ・交通現象から経済・社会を見渡す |