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科目一覧へ戻る | 2021/09/16 現在 |
開講科目名 /Course |
ゲーム理論/Game Theory |
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時間割コード /Course Code |
E1F10028_E1 |
開講所属 /Course Offered by |
経済学部/Faculty of Economics |
ターム・学期 /Term・Semester |
2021年度/Academic Year 第1クォーター/1Q |
曜限 /Day, Period |
木/Thu 4 |
開講区分 /Semester offered |
前期/the former term |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
太田 勝憲 |
科目区分 /Course Group |
_ |
授業形態 /Lecture Form |
講義・演習 |
教室 /Classroom |
G-101教室/G-101 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
太田 勝憲 | 経済学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
ゲーム理論は、「複数の意思決定主体が、他者の行動を予測しながら意思決定を行う状況(相互依存のある意思決定問題)を分析する学問」です。簡単に言うと、他者との「駆け引き」を分析する学問です。ライバル企業との価格競争、オークションでの入札などの経済問題は、全て相互依存のある意思決定問題です。また、その守備範囲は経済学を飛び越え、経営学・政治学・社会学・法学などの社会科学や、哲学・倫理学・社会心理学などの人文科学、さらには自然科学の分野でも研究されています。 この講義では、ゲーム理論の中の「非協力ゲーム」に焦点を絞り、その基礎理論と応用を学びます。 |
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到達目標 /Course Objectives |
ゲーム理論の基本概念を身につけ、現実の様々な社会問題を講義で学んだ理論を用いて考察できるようになること。 |
教科書 /Textbook |
特に指定しません。講義ノート、練習問題を活用して学習してください。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
岡田章 『ゲーム理論・入門 人間社会の理解のために』 (有斐閣) 神取道宏『ミクロ経済学の力』(日本評論社) ロバート・ギボンズ『経済学のためのゲーム理論入門』(岩波書店) Steven Tadelis, Introduction to Game Theory, Princeton University Press. |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
・ミクロ経済学が楽しかった学生へ:ゲーム理論は価格理論と並ぶミクロ経済学の重要な分析手法です。Enjoy! ・ミクロ経済学が苦手だった学生へ:ミクロ経済学の一分野ではありますが、ミクロ経済学Iとは大分系統が違う内容になります。心機一転、頑張ってみませんか? |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
前提となる知識は、四則算(足し算、引き算、かけ算、割り算)、初歩的な微分と確率の知識(条件付き確率、期待値の計算など)です。それほど難しい内容ではありませんが、これらの知識に不安のある学生は、高校時代の教科書、経済数学のノートを読み返すといいでしょう。 |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
この講義は、予習を前提にしませんが、復習に力を入れることを勧めます。講義終了後、次の講義までに最低1回は、講義ノートを読み返す習慣をつけましょう。読み返してよく分からないところがあれば、教員に質問して、疑問を残さないように努力しましょう。 |
その他連絡事項 /Other messages |
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科目ナンバリング /Course Numbering |
E338001CJ,E338001SJ |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
学期末に行う試験の成績で評価する。試験が行えない場合は、試験の代わりとなるレポートを課し、その成績で評価する。 |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
復習に力を入れること。講義終了後、次の講義までに最低1回は、講義ノートを読み返す。読み返してよく分からないところがあれば、教員に質問して、疑問を残さない。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
ミクロ経済学、マクロ経済学、国際経済学、財政学などの「モデル」を使った経済学を扱う講義。 |
オフィスアワー /Office Hours |
初回講義で提示する。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | イントロダクション、 準備1(ゲームの表現) |
展開型ゲーム表現と戦略 | |
2 | 第2回 | 準備2 | 戦略型ゲーム表現、混合戦略、期待効用仮説 | |
3 | 第3回 | 完備情報の静学ゲーム1 | 支配戦略均衡、囚人のジレンマ | |
4 | 第4回 | 完備情報の静学ゲーム2 | 支配される戦略の逐次消去、立地ゲーム | |
5 | 第5回 | 完備情報の静学ゲーム3 | ナッシュ均衡、クールノー競争 |
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6 | 第6回 | 完備情報の静学ゲーム4 | 混合戦略ナッシュ均衡と均衡の存在 | |
7 | 第7回 | 完備情報の動学ゲーム1 | 逐次合理性と後ろ向き帰納法 | |
8 | 第8回 | 完備情報の動学ゲーム2 | 部分ゲーム完全均衡 | |
9 | 第9回 | 完備情報の動学ゲーム3 | 多段階ゲーム | |
10 | 第10回 | 完備情報の動学ゲーム4 | 繰り返しゲーム、トリガー戦略 | |
11 | 第11回 | 完備情報の動学ゲーム5 | フォーク定理、応用 | |
12 | 第12回 | 不完備情報ゲーム1 | 不完備上ゲームの定式化とベイジアン・ナッシュ均衡 | |
13 | 第13回 | 不完備情報ゲーム2 | 応用:オークション | |
14 | 第14回 | 不完備情報ゲーム3 | 不完備情報の動学ゲームと完全ベイジアン均衡 | |
15 | 第15回 | 不完備情報ゲーム4 | シグナリングゲーム | |
16 | 第16回 | 期末試験 | 期末試験 |