シラバス参照 |
科目一覧へ戻る | 2024/09/20 現在 |
開講科目名 /Course |
マクロ経済学Ⅰ/Macroeconomics Ⅰ | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
時間割コード /Course Code |
E1F10011_E1 | ||||||||
開講所属 /Course Offered by |
経済学部/Faculty of Economics | ||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第1クォーター/1Q | ||||||||
曜限 /Day, Period |
木/Thu 3 | ||||||||
開講区分 /Semester offered |
前期/the former term | ||||||||
単位数 /Credits |
2.0 | ||||||||
学年 /Year |
2,3,4 | ||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
佐藤 健治 | ||||||||
科目区分 /Course Group |
_ | ||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義・演習 | ||||||||
教室 /Classroom |
西2号館E302/E302 | ||||||||
開講形態 /Course Format |
|||||||||
ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
|
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
佐藤 健治 | 経済学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
マクロ経済学では,一国や地域の経済活動がどのように決定されるかを学びます。人々は消費者,労働者,投資家,経営者などとして経済活動に関わり,企業は雇用,投資,生産,消費などを行います。企業が設備投資をする場合や,個人が住宅投資をするときには金融機関を通じて資金調達をします。生産者,金融機関が獲得した売上は他の企業への支払いや被雇用者への賃金として経済に還流します。政府は個人,法人から税金を徴収し,補助金を支給したり公共サービスを供給します。 マクロ経済学では複雑に交差する様々な経済活動の相互作用とその結果を理解するために,大胆に抽象化されたモデルを用います。モデルは経済現象を俯瞰するための見取り図であり,モデルを使うことによって現実経済の複雑さに惑わされることなく現象の本質を掴むことができます。具体的には,「一国経済の平均的豊かさをどのように計測するか」「平均的豊かさがどのように決定されるか」「物価水準はどのように決定されるか」「不況時にはどのような経済政策が有効か」「中央銀行の金融政策はどのような効果をもつか」といった重要な問題に答えられるようになります。 この授業で学ぶマクロ経済モデルを適切に用いれば,現実の経済現象を見通しよく理解できるようになるでしょう。 マクロ経済学は広範なテーマを扱う分野ですが,「マクロ経済学 I」 では価格が伸縮的な長期における経済分析の基礎的な話題と、価格が硬直的な短期のマクロ経済政策(IS-LMモデル)と価格が緩やかに調整される経済における分析手法(AD-ASモデル)を勉強します。 |
---|---|
到達目標 /Course Objectives |
・GDP、物価指数などのマクロ指標の概要を説明できる。 ・貨幣や金融システムの役割を説明できる。 ・長期と短期において、市場清算が達成されるメカニズムの違いを理解した上で、状況に応じて適切なモデルを使い分けることができる。 ・IS-LMモデル、AD-ASモデルをもちいて短期〜中期の経済政策の分析を実行できる。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
到達目標の達成度を測るため、Moodle上で小テスト(70%)と期末テスト(30%)を実施します。単位取得のためには小テストと期末テストの合計で60%以上の得点が必要です。 |
教科書 /Textbook |
N・グレゴリー・マンキュー『マンキュー マクロ経済学I 入門編』第5版 足立他訳,東洋経済新報社 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
N・グレゴリー・マンキュー『マンキュー マクロ経済学II 応用編』第5版 足立他訳,東洋経済新報社 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
特になし |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
特になし |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
マクロ経済学II |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
授業内で教科書のすべてをカバーすることはできません。非常に定評のある教科書なので、各自、通読することを強く勧めます。 |
その他連絡事項 /Other messages |
特になし |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
適宜授業の理解を補う動画を配信する予定です。 |
オフィスアワー /Office Hours |
授業の前後に質問してください。 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
E07012J01000G211,E07012J01000B211,E07012J01000A211,E07012J01000P211,E07012J01000S211,K07012J91000P223 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | ガイダンス, 科学としてのマクロ経済学 | 1章 | |
2 | 2 | マクロ経済学のデータ(前半) | 2章 | |
3 | 3 | マクロ経済学のデータ(後半) | 2章、練習問題 | |
4 | 4 | 国民所得:どこから来てどこへ行くのか(前半) | 3章 | |
5 | 5 | 国民所得:どこから来てどこへ行くのか(後半) | 3章、練習問題 | |
6 | 6 | 貨幣システム:どのようなものでどのように機能するか | 4章 | |
7 | 7 | インフレーション:原因と影響と社会的コスト | 5章 | |
8 | 8 | 失業と労働市場 | 7章 | |
9 | 9 | 景気変動へのイントロダクション | 8章 | |
10 | 10 | 総需要I:IS-LMモデルの構築(ケインズの交差図) |
9章 | |
11 | 11 | 総需要I:IS-LMモデルの構築(IS曲線) |
9章 | |
12 | 12 | 総需要I:IS-LMモデルの構築(LM曲線) | 9章、練習問題 | |
13 | 13 | 総需要II:IS-LMモデルの応用(前半) | 10章 | |
14 | 14 | 総需要II:IS-LMモデルの応用(後半) | 10章、練習問題 | |
15 | 15 | 講義のまとめ、期末テストについて | ||
16 | 16 | 期末テスト(Moodle) |