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科目一覧へ戻る | 2021/09/30 現在 |
開講科目名 /Course |
災害後の生活再建とまちの復興/Post-disaster livelihood reconstruction and community recovery |
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時間割コード /Course Code |
R1001059_G1 |
開講所属 /Course Offered by |
共通/ |
ターム・学期 /Term・Semester |
2021年度/Academic Year 第3クォーター/3Q |
曜限 /Day, Period |
他/Otr |
開講区分 /Semester offered |
後期/the latter term |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
平田 隆行/Takayuki Hirata |
科目区分 /Course Group |
_ |
授業形態 /Lecture Form |
|
教室 /Classroom |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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宮定 章 | 大学共通 |
平田 隆行/Takayuki Hirata | システム工学部(教員) |
佐久間 康富 | システム工学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
2018年の台風21号災害では,関西空港はじめ,大阪湾に大きな被害が出ました。2016年の熊本地震,2020年の熊本県球磨川の水害もありました。近く襲来が予想されている南海トラフ地震も心配です。災害後に私たちの暮らしをどのように再建し,まちをどのように復興させていけばよいのか,そのことを考えていきたいと思います。 今回は1回目に全体を通底する「災害復興」への向き合い方を考え,岸和田を中心とした地域の災害について話し合います。2018年台風21号災害の状況を受講生全員での当時の情報の共有をはかります。 2回目から5回目は,それぞれ阪神淡路大震災,中越沖地震,東日本大震災,熊本地震(洪水ふくむ)などの災害と地域を取り上げ,その復興の中心を担った専門家をゲストスピーカーに迎えて,具体的な復興の歩みを学びます。最終回の6回目は,事前復興について考えます。和歌山県内で作られつつある事前復興計画を学び,岸和田城周辺の中心市街地を中心に,南海トラフ地震後にどのような街を復興させていくべきかを考えます。 なお,2回目は,阪神淡路大震災のアニバーサリに合わせ,神戸市の復興現場を歩きながら学びます。 |
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到達目標 /Course Objectives |
その地域に暮らす市民として,災害後の暮らしをどのように再建し,街を復興させていけば良いのかを考えることができる |
教科書 /Textbook |
特に定めません。基本的には適宜、講義ごとに資料を配布します。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
復興庁・住宅再建・復興まちづくり https://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-15/index.html 大槌町震災アーカイブ https://archive.town.otsuchi.iwate.jp 牧紀男:災害の住宅誌 人々の移動とすまい, 鹿島出版会, 2011.6 ISBN-13 : 978-4306094123 牧紀男:復興の防災計画 巨大災害に向けて, 鹿島出版会, 2013.6 ISBN-13 : 978-4306094284 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
第2回目の授業は神戸市で復興まちづくりの現場を歩きながら復興を考えていきたいと思います。 現地集合・現地解散を予定しております。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
特になし |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
学部学生の方は,本授業の授業計画に沿って、準備学習と復習を行ってください。授業内容に関連する課題に関する調査・考察を含めて、毎回の授業ごとに自主的学習を求めます。授業時間の約2倍の時間外学習が必要です。 |
その他連絡事項 /Other messages |
特になし |
科目ナンバリング /Course Numbering |
C9320107J |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
成績は,ディスカッション・ワークショップの参加,レポートの評価で行います。参加4とレポート6の割合といたします。 |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
特になし |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
特になし |
オフィスアワー /Office Hours |
火曜6限となります。5限まで演習のため,演習B501にいることが多くあります。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回(1月予定) | イントロダクション「災害とまちづくり」(平田隆行) | 「災害とまちづくり」講義と地域の災害履歴(台風21号災害含む)ワークショップ | |
2 | 第2回(1月予定) | 阪神・淡路大震災からの復興(平田隆行・宮定章) | 神戸市の阪神淡路大震災からの復興現場を歩きながら考えます。 | ゲストスピーカー:浅見雅之(神戸まちづくり研究所) |
3 | 第3回(1月予定) | 中越地震からの復興(佐久間康富) | 中越地震の復興にかかわった澤田先生から,中山間地域の復興と地域づくりを学びます。 | ゲストスピーカー:澤田雅浩(兵庫県立大学大学院) |
4 | 第4回(1月予定) | 東日本大震災からの復興(宮定章) | 東日本大震災から10年が経ち,復興の全容がみえてきたところです。現地・石巻で復興に携わった経験をお伝えします。 | |
5 | 第5回(2月予定) | 熊本地震からの復興と令和2年7月豪雨(宮定章) | 発災から5年となった熊本地震の復興の状況と,昨年度の豪雨水害の被害状況,そしてコロナ禍での復興支援について,熊本県立大学の柴田先生から話を聞きます。 | ゲストスピーカー:柴田祐(熊本県立大学) |
6 | 第6回(2月予定) | 南海トラフ地震への備えと事前復興(平田隆行) | 和歌山県で先行している「復興計画の事前策定」を考えます。岸和田周辺の地域はどのような事前復興を考えれば良いか,議論します。 |