吉野研究室(Yoshino Lab.)(コミュニケーションデザイン研究室)|和歌山大学 システム工学部 社会情報学メジャー

支部大会奨励賞:梅本美月さん(大学院2年)

論文名:「Webページに存在する流言についての情報提示内容の検討」

学会名等:2019年度 情報処理学会関西支部 支部大会

2019年9月23日

  • 論文の概要
    • 近年,SNSをはじめとしたソーシャルメディアの普及により,誰もが手軽に情報を取得,発信可能になっている. その中でも特に,Twitterは情報の投稿容易性,即時性,伝搬性が高く,国内のアクティブユーザが4000万人を超える,大規模なマイクロブログサービスである.その即時性の高さから,2011年3月の東日本大震災では重要な情報インフラとしても利用された. 一方,投稿が容易であり,誰でも情報を発信できるという特性上,常に正しい情報のみが発信されるわけではなく,流言が伝播されるという問題がある. 東日本大震災で実際に拡散された流言の一つに,「放射性物質にはうがい薬が効く」という内容のものがあり,この流言に対しては,放射線医学総合研究所から訂正と注意喚起がなされた. 流言の中には,専門知識を持たないユーザにとって真偽の判断が困難なものも存在し,その情報を鵜呑みにすると,身体に有害な影響を及ぼしたり,不安を煽られ混乱が悪化したりする可能性がある. そこで我々は,流言の拡散を防止する仕組みが必要であると考え,Web上に存在する流言情報を検出してユーザに提示するシステムを開発した. このシステムは,Web上に存在する流言情報を検出し,該当部分に強調表示と補助説明表示を行うことで,ユーザに気づきを与え,情報の真偽確認を促進することを目的としている. しかし,現在のシステムでは,ユーザの長期継続利用を妨げる大きな原因の一つである誤検出や,実際の流言情報部分以外の文章に強調表現されるなどといった問題がある. 本システムは,ユーザの普段の検索行動の中でWebページ上に補助的に表示を行うものであり,ユーザのタスクを妨げないために,不要な表示や過剰な表現は避けるべきであると考えられる. 本研究では,Webテキスト内の流言部分の抽出手法を改善し,適切な強調表示を行うための検討をする.
  • 提案手法の概要
  • 提案システムの構成のスライド
  • 発表時の様子
  • 発表時の様子
  • 受賞時の様子
  • 受賞時の様子