吉野研究室(Yoshino Lab.)(コミュニケーションデザイン研究室)|和歌山大学 システム工学部 社会情報学メジャー

支部大会奨励賞:進藤綺乃さん(大学院2年)

論文名:「料理のおいしさ情報を用いたレストランメニュー表現の提案」

学会名等:2019年度 情報処理学会関西支部 支部大会

2019年9月23日

  • 論文の概要
    • 日本政府観光局の調べによると,年間訪日外国人旅行者数は2011年から増加し続けており,2018年には3000万人を突破した. また,政府は2020年のオリンピック開催を目指して,年間訪日外国人旅行者数の目標を4000万人に設定しており,今後も訪日外国人旅行者数は増えることが予想される. また,観光庁が訪日外国人旅行者を対象に2016年に行った「訪日前に期待していたこと」のアンケートでは,「日本食を食べること」(71.2%)が最も多い回答であった.このことより,日本食は外国人から注目を集めていることが分かる. 飲食店においては多言語メニューの設置が推進されており,メニュー名や使用食材,食べ方などを多言語で表示するサービスを様々な企業が提供している.しかし,多言語メニューのみでは料理の味の情報を得ることは困難である. 料理の味の情報を提供することで,味の想像を支援し,訪日中の限られた時間の中で食べたいものにより近い料理を注文することができる可能性がある. 本研究は,訪日外国人に料理の味の情報を提供することを考え,おいしさを表す表現である「シズルワード」に着目した. シズルワードは「サクサク」や「ジューシー」等,おいしさを表す表現であり,広告やパッケージなどにおいておいしさを表現する際に用いられている. シズルワードは単語を中心とした短い表現でおいしさを表現できるため,長い文章による味の説明を必要としない.そのため,レストランメニューをシズルワードを用いて表現することによって,料理の味の情報を読み手に簡潔に伝えることができる可能性がある. そこで我々は,レストランメニューにシズルワードを用いた味の情報を付与することで,味の想像を支援できるのではないかと考えた.しかし,すべての料理に人手で味の情報を付与することは,メニュー作成者に大きな負担がかかる.そこで,将来的に訪日外国人に向けた味の情報を付与したレストランメニューの作成支援を目的とし,本稿ではクックパッドデータセットを用いて料理を表現するシズルワードの自動抽出を行った. シズルワードの自動抽出を行うことによって,メニュー作成者がおいしさ情報の作成を行う際の負担の軽減を試みる.
  • 提案手法の概要
  • 提案システムの構成のスライド
  • 発表時の様子
  • 発表時の様子
  • 受賞時の様子
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