村川研究室の活動と理念

 村川研究室では,データベースシステムの設計開発を通じて,利用者のニーズに合ったソリューション(解法)を提案しています.(研究業績)

 現在,力を入れている分野には,歴史資料を対象としたデジタルアーカイブ,災害記事データベースの構築と活用,大学1年次情報処理科目の学習支援などがあります.セキュリティ,医療・福祉,バイオインフォマティクスに関する研究に携わっていたこともあります.

 活動理念の一つとして,「情報通信技術(ICT) + コンテンツが,人を幸せにする」を掲げています.処理対象(コンテンツ)の特徴をとらえ,最適なソフトウェアやアルゴリズムを適用します.良いのがなければ,独自に開発します.多くの場合,計算機の高速・高精度と,人間の手技・経験を組み合わせた,支援システムを目指すこととなります.

 開発は学生と協同で行います.開発に使用してきた言語には,C,Java,JavaScript,Ruby,Pythonなどがあります.データベース構築に当たっては,関係データベース(RDB; Relational Database)のみならず,全文検索エンジン,バージョン管理システム,分散型KVS (Key-Value Store)なども活用しています.Dockerを用いて,WindowsでもLinuxでもわずかな操作で実行できることも取り入れています.

 データベース・Web技術・オープンソースソフトウェアなどを活用した,共同研究のご相談も歓迎します.