Cプログラミング講座


もくじ


はじめに

このページは、和歌山大学の学生が2007年度後期にシステム工学自主演習という科目を履修し、「本から学ぶCプログラミング」というテーマでにおいて学習した内容をホームページにて公開する形に編集したものです。

自主演習は、もともと和歌山大学システム工学部の村川猛彦講師が企画されたもので、参加者を募っていた所に、自分が履修を希望し、システム工学自主演習として履修する事になりました。
村川講師には参考書籍を提供していただいたり、プログラムやレポートの指導も頂きました。

そして自主演習内で作成したレポートを、現在プログラムを学習している人達に見てもらい、さらに自身のプログラムに対する理解を深めて頂ければ、と思い、ウェブページという形に修正し公開しています。

ページの元になった自主演習では、書籍「プログラミング言語C、第2版」を読み、疑問に思った点や、自分なりに発展させられそうな項目をチョイスし、レポートを作成しました。
今回は、そのレポートにおいて題材とした疑問などを、ページを見てもらう人に共有して頂く形に編集しています。
ですので、是非とも載せてあるプログラムをコピー&ペーストなどで実際に実行しながら、読み進めてもらいたいです。

作者環境では、GCCコンパイラ Ver.3.2.3及び、Borland C++ Compiler Ver.5.5でのコンパイル、実行による動作を確認しています。ですのでWindowsでも、Linuxでの、どちらでも対応できるようなプログラムとなっています。是非とも当ページを読み、今後のプログラミングの糧にしてください。


謝辞

ページを公開するにあたって、前節でも述べましたが村川猛彦講師の協力が不可欠でした。
自主演習の企画、指導、当ページの公開場所など全ての点でお世話になりました、ありがとうございます。

また、プログラムの作成などで相談を行った筆者の友人にも感謝を述べておきます。
人に相談する、というのはプログラムを作るうえで大事な事です。
本人が気付かないエラーに気付いたり、他人が考えるアルゴリズムも全く違うかもしれません
かくいう自分も第3回の講座の元になったレポートではとてもお世話になりました。
この場で感謝しておきます。ありがとうございました。


講座(全3回)

※ソースを見やすくするために、色付けなどにdp.SyntaxHighlighterというJavaScriptを使用しています。
各講座をご覧になる際、JavaScriptを設定で無効にしていると、ソースは通常のテキストでの表示になります。


指導教員よりコメント

これまで,プログラミング技能を向上できないかをあれこれ考え,2006年後期には補習(単位なしで,20人弱の1〜2年生を4人の教員で指導),2007年度前期には自主演習(25人の学生を5人の教員で指導)に携わりました.

今回企画した自主演習「本から学ぶCプログラミング」は,教員は私1人,学生は最大4人と小規模なものです.授業で使用しない書籍を読んでもらい,そこから発想を広げて毎回1個のプログラムを書くというものにしました.また,動くプログラムを書けば終わり,ではなく,各回で報告書を,そして最終的にはHTMLファイルを作成し,その中で,プログラムはどんな動作をするのか,どんな技法を用いているのか,そして本のどの箇所にどんなふうに着目したかを,読者(主に,後輩)が読んで分かるように記述することとしました.

企画に対して参加者はただ一人,eldeくんです(学籍番号や演習室での活動から,誰か分かる人は少なくないと思いますが,学外の人にも成果を読んでもらうようにするので,名前をつけてくださいと要請したところ,この名前が返ってきました).過去に担当した講義(情報処理II)の答案や,この自主演習と同じ時期に実施した情報ネットワーク演習の進み具合から,学科の中でも上位のプログラミング技能を持つ学生でありまして,できるだけその才能をつぶさないように,伸ばす方向に,アドバイスをしていきました.

具体的な成果は,3回の「講座」を読んでもらうとして,ここで当ページをアクセスされた方々,とくに1〜2年生で今,プログラミングを学んでいる人にアドバイスしたいのは,「無から有は作れない」ということです.授業の課題でも,趣味のプログラムでもかまいませんが,それを達成するための「何か」取っ掛かりを見つけることを,忘れないようにしてください.そして,実施したことだけでなく,その取っ掛かりが何だったのかも,ほんの1行でもいいので,ソースの中に書いておきましょう.あなたはそれを見るだけで,かつての苦労を,そしてそれを通り越して今の自分があることを思い出すことができます.そしてちょっとした情報であっても,いやちょっとした情報のほうが,膨大なソースコードよりも,読者に「お?」と思わせるもの,すなわち新たなコミュニケーションの発信源になりやすいのです.

2008年3月31日 村川猛彦


参考書籍

「プログラミング言語C、第2版」
B.W.カーニハン、D.M.リッチー著
石田晴久訳
ISBN4-320-02692-6


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