人工知能論
Advances in Artificial Intelligence
- 対象学生:大学院システム工学研究科(修士課程)
- 授業時間: 前期月曜日2時限
- 単位数: 2
- 担当教官:
坂間 千秋
- 科目の概要・位置づけ:
人工知能(AI)は複合領域の視点や考え方をベースにした学問で、
その技術は今日さまざまな分野で応用されている。
本講義では人工知能研究における重要なキーワードをとりあげ、それぞれのテーマ毎に解説を行う。
- 授業の概要
- 人工知能-過去・現在・未来-(オートマトン,ダートマス会議,2045年問題, etc)
- 知能(チューリングテスト, 中国語の部屋,Winograd Schema Challenge, etc)
- 脳(神経科学,人工ニューロン,ニューラルネット,etc)
- 知識(知識表現,フレーム問題, 記号接地問題,etc)
- 推論(演繹,アブダクション, 非単調推論,etc)
- 学習(概念学習,強化学習,ディープラーニング,他)
- 自然言語(普遍文法,機械翻訳,テキストマイニング,etc)
- 進化(自己複製機械,進化的計算,人工生命,etc)
- 創発(自己組織化,群知能,セルオートマトン,etc)
- 社会(マルチエージェントシステム,人工社会, 合意形成,etc)
- 身体(ロボット,BMI, Ambient Intelligence, etc)
- ゲーム(ゲームの理論,ミニマックス定理,オークション,etc)
- ビッグデータ(データマイニング,未来予測, IoT, etc)
- ポストヒューマン(技術的特異点, デジタルクローン, シミュレーテッドリアリティ, etc)
- 自由課題によるプレゼンテーション(単位認定試験)
- 到達目標:
毎回の講義を通じて、人工知能の学問分野を理解することを目標とする。
- 成績評価:
レポート(30%)、プレゼンテーション(10%)、単位認定試験(60%)
- 教科書:
使用しない。レポートの提出、および講義スライドの閲覧は Moodle を使用する。
- 履修上の注意:
本講義を受講する上で前提知識は特に必要とされない。
毎回の講義で関連技術の調査が課され、学生全員に調査結果についてプレゼンテーションを行ってもらう。
自由課題によるプレゼンテーション(単位認定試験)ではオリジナリティが重視される。
Background: "Alchemical illustration of a Homunculus in a vial"