人工知能 & 知能計算　研究室

Artificial Intelligence & Intelligence Computing Laboratory

Latest News

2024.11 修士2年中松俊輔さんの卒業研究の論文が、Multi-disciplinary International Conference on Artificial Intelligence国際会議で受理され発表しました。
2023.11 修士2年北林悠河さんと修士１年謝花匠さん達のグループ(SKYYTH)、及び修士2年中野裕介さんと修士１年上林隼さん達のグループ（イデア）が作成したシステムが、第14回OGIS-RI Software Challenge Awardで優秀賞及び特別賞をそれぞれ受賞しました。
2023.3 修士2年西尾佳瑶子さんの論文が、情報処理学会コンピュータと教育研究会169回研究発表会で学生奨励賞を受賞しました。
2022.3 研究室OBの徳谷有三さん (2001年度システム工学部卒、2003年度システム工学研究科修了、現 NECソリューションイノベータ株式会社) が著書(共著)を発行しました。「動き出すデータドリブン組織のつくりかた」(日本能率協会マネジメントセンター)
2021.12 2020年度システム工学研究科修了の今中滉大さんの修士研究の論文が、IEEE BigData 2021国際会議で受理され発表しました。
2021.11 修士2年荒巻光希さんと修士１年西尾佳揺子さん達のグループ(NZMS)が作成したシステムが、第12回OGIS-RI Software Challenge Awardでゲスト審査員賞を受賞しました。
2020.11 3年生大内リリアナ寧々さん代表のチームHrasvelgrが、2020年 Civictech Challenge Cup U-22において、企業賞（Salesforce 賞、クリーチャーズ賞）をダブル受賞しました。

Welcome!

最近、人工知能(Artificial Intelligence) が次世代におけるキーテクノロジーとして注目を浴びています。 Google や Facebook といった IT 企業が人工知能分野への投資を加速し、人工知能を研究する優秀な人材の獲得を競っています。人工知能を使った技術は、スマートフォンを始めとする情報通信機器に組み込まれ、日常生活のあらゆる場面で有形無形の形で応用されています。無人運転車やパーソナルロボットなど、人工知能を応用した新しいテクノロジーはこれから次々と登場し、人間社会に不可欠な存在となるでしょう。

本研究室では、人工知能の研究に興味のある学生は誰でも歓迎します。研究室のポリシーとしては、学生諸君に研究を楽しんでもらうことを第一に考えています。そのために、各自が興味のある研究テーマを自由に選んでもらいます。 (適当なテーマが見つからない学生にはアドバイスします。)

人工知能の研究は「ゲーム」をプレイするコンピュータプログラムの開発から始まりました。歴史をさかのぼれば、中世の機械仕掛けの自動人形や日本のからくり人形にその起源を見ることができます。昔の人は、人間のような知性を持った機械を自らの手で創造することを夢見てきました。先人たちはこうした自動人形を作成する過程で、機械に生命の息吹きを与えることにワクワクしたことでしょう。人工知能の研究は、こうした「遊び心」からスタートしたのです。学生諸君には「遊び心」と「ワクワク感」を持って研究してもらいたいと考えています。

研究テーマ

研究テーマとしては、ゲームや問題解決における人工知能アルゴリズムの設計や機械学習の他、自然現象や社会現象をコンピュータを使ってシミュレーション実験する研究や、個体が集団を形成することで発現する群知能の研究などがあります。

これまでの卒業研究のテーマには下記のようなものがあります。

大規模言語モデルを用いたPDFファイルからのテキスト抽出による自主学習システムの開発(2024)
生成AIを用いたインテリアデザイン提案システム(2024)
画像生成AIを用いた近代建築物画像の再現(2024)
横スクロール型アクションゲームにおける強化学習の効果(2024)
大規模言語モデルにおける性格パラメータの違いによる倫理的意思決定の分析(2024)
セル・オートマトンを用いたオセロゲーム戦略の表現(2024)
シミュレーションRPGにおける行動選択への強化学習の適用(2023)
ナレッジグラフを用いた高齢者のための危険予知システムの開発(2023)
Cycle GANとStableDiffusionによるアニメーション・肖像画の実写画像変換(2023)
ニューラル・セル・オートマトンによる手書き文字認識と画像分類(2023)
回帰型ニューラルネットワークを用いた大学野球投手の配球予測(2023)
ChatGPTを用いた日本語クロスワードパズル解決の試み(2023)
日本語BERTモデルとChatGPTによるSNS文章の感情分析(2023)
Diffusion Modelを用いたラベル付き画像学習による日本語テキストからの画像生成モデルの開発(2022)
時系列データ分析アルゴリズムを用いたレストラン形式の飲食店における来客数予測(2022)
畳み込みニューラルネットワークを使ったシルエットパズル解法へのアプローチ(2022)
転移学習と継続学習の学習効率と画像類似度の関係性(2022)
エッシャー風メタモルフォーゼの自動生成システム(2022)
特定集団を対象にした反響効果の高い文章を自動生成するシステムの開発(2021)
ユーザーの嗜好を考慮した料理レシピ提案ボットの開発(2021)
階層的・長期的な意思決定のための強化学習モデルの評価－ローグライクゲームを事例として(2021)
協調フィルタリングを用いたアニメーション作品のレコメンドシステム(2021)
ニューラルネットワークを用いた仮想通貨の価格予測システム(2021)
敵対的生成ネットワークGANを用いた異なるジャンル衣装の融合(2021)
機械学習アルゴリズムpix2pixを用いたお弁当画像の自動作成(2020)
ドットイートゲームにおけるマルチエージェント協調戦略(2020)
長短期記憶ニューラルネットワークLSTMを用いたBGMの自動生成システム(2020)
深層強化学習 Doule DQN と Dueling Networkを組み込んだインベーダーゲームの実装(2020)
オプティカルフローを用いたフレーム間の画像生成(2020)
敵対的生成ネットワークStarGANを用いた日本人顔画像の表情変換(2020)
SNSにおける人とボットの区別に関する考察(2020)
教室内環境におけるウィルス感染シミュレーション(2020)
モンテカルロ木探索を用いた対戦型テトリスAI(2019)
マルチエージェントシステムを用いた火災時の避難シミュレーション(2019)
機械学習アルゴリズムCycleGANを用いた人物画像の漫画変換(2019)
N-gramベクトルによる楽曲間メロディ類似度の計算(2019)
場面決定アルゴリズムを使った日本語文章のあらすじの自動生成(2019)
再帰型ニューラルネットワークによる航空券の需要予測(2018)
再帰型ニューラルネットワークを用いたSlackbotの構築(2018)
敵対的生成ネットワークを使ったジグゾーパズルの機械学習(2018)
Webスクレイピングによるイベント情報マップの作成(2018)
Android Studio を使ったレンタサイクルアプリケーションインタフェースの構築(2018)
ユーザーの嗜好を反映したコード進行の自動作曲システム(2017)
再帰型ニューラルネットワークを用いた和大LINE BOTの構築(2017)
高速道路上の停車による事故発生シミュレーション(2017)
デリバリーシステムの効率的配送に関する考察(2016)
SNSにおけるユーザ嗜好の動的変化モデル(2016)
鬼ごっこゲームにおける行動戦略シミュレーション(2016)
大学祭における歩行者流シミュレーション(2016)
ニューラルネットワークを使ったオセロゲームの学習(2015)
行動ルールを学習する Ms. Pacman の設計(2015)
マルチエージェントシステムを使ったショッピングモール避難シミュレーション(2015)
環境の影響を受ける仮想植物の自動生成について(2014)
一次元セルオートマトンを使った自動演奏の試み(2014)
合理的エージェントの行動選択に関する一考察(2014)
ニューラルネットワークを用いた囲碁の打ち筋の学習(2014)
待ち時間を考慮した巡回セールスマン問題とUSJ最適巡回ルート探索への応用(2013)
マルチエージェントシステムによるSNS渋滞情報サービスシミュレーション(2013)
素数周期ゼミの発生と進化に関する考察(2013)
ペニーオークションにおけるプレイヤーの入札戦略について(2013)
レジ待ち行列における購買者の行動シミュレーション(2012)
マルチエージェントシミュレーションによる「いじめ」問題の考察(2012)
ブラックボードモデルを用いたマルチエージェント協調探索(2012)
議論フレームワークに基づくエージェント間論争の実装(2012)
エレベータの利用制限による節電効果についての考察(2011)
マルチエージェントシステムを用いた捕食者と被捕食者の生態シミュレーション(2010)
不完全情報ゲームにおける探索戦略の学習について(2010)

対話ボット作曲支援アプリ

ゲームプログラミング仮想植物の生成

USJ最適巡回路探索 android アプリ

ETCシミュレーション友人関係の形成

卒業論文の書き方は、こちらを参考にしてください。(学外からも多数アクセスがあります)

研究室

研究室(A606)は広い間取りでくつろげる雰囲気になっています（見学歓迎）

ゼミの様子（動画）

海外からの研究者訪問もあります。

2018.12.26-12.27: Tuấn Nguyễn (Hanoi University of Science and Technology, Vietnam)
2018.1.8-2.20: Hien D. Nguyen (University of Informatics Technology, VNU-HCM, Vietnam)
2017.12.16-17: Tobias Kaminski (Vienna University of Technology), Benjamin Wu (Imperial College London)
2017.9.8: Prof. Leon van der Torre (University of Luxembourg)
2016.9.15: Dr. Sophie Tourret (NII, Japan)
2015.11.20: Prof. Evelina Lamma (Universita degli Studi di Ferrara, Italy)
2015.6.15-6.17: Dr. Morgan Magnin (Ecole Centrale de Nantes, France), Dr. David Martinez (CSIC-UPC, Spain), Tony Ribeiro (Ph.D student, NII, Japan)
2015.4.6-4.11: Prof. Leon van der Torre, Dr. Tjitze Rienstra (University of Luxembourg) (右写真)
2014.12.15-12.16: Dr. Morgan Magnin (Ecole Centrale de Nantes, France), Dr. Andrew Cropper (Imperial College London), Dr. Nicolas Schwind (NII/TRIC), Tony Ribeiro (Ph.D student, NII, Japan)
2013.12.26-12.27: Dr. Marcus Volker (RWTH Aachen Univ., Germany), Dr. Gauvain Bourgne (Universite Paris-Dauphinem, France), Tony Ribeiro (Ph.D student, NII, Japan)
2013.10.31-11.6: Dr. Martin Caminada (University of Aberdeen, UK)
2012.12.5-12.11: Tony Ribeiro (Ph.D student, NII, Japan)
2012.6.27-8.21: Ben Wright (Ph.D student, New Mexico State University, USA)
2011.8.22-8.25: Dr. Lena Wiese (NII, Japan)
2009.12.7-12.11: Dr. Oliver Ray (Imperial College London, UK)
2008.7.23-7.25: Dr. Gauvain Bourgne (Universite Paris-Dauphinem, France)
2008.5.31-8.14: Dr. Son Cao Tran (Associate Professor of New Mexico State University, USA).
2007.3.19-3.20: Dr. Oliver Ray (University of Bristol, UK), Martin Brain(University of Bath, UK).
2007.2.28-4.29: Dr. Martin Caminada (Utrechet University, the Netherlands)

進路

研究室の卒業学生は、以下のような企業や公的機関に就職しています。

一般企業
マイナビ(2024), Akkodisコンサルティング(2024), NTT東日本(2024), 横河レンタ・リース(2024), OLDE(2024), SCSK(2024), アドソル日進(2024), ナノコネクト(2024), KSK(2024), 三菱電機インフォメーションネットワーク(2023), パナソニックインフォメーションシステムズ(2023), 株式会社ディンプス(2023), トヨタシステムズ(2023), エムオーテックス株式会社(2022), ビットグルーヴ(2022), ソフトウェア・サービス(2022), NECソリューションイノベータ(2022), NTTコミュニケーションズ(2022), 三菱メカトロニクスソフトウェア(2021)，パーソナルAVCテクノロジー(2021)，オービーシステム(2021), NTTコムウェア(2021), Minoriソリューションズ(2021), Dirbato (2021), NECソリューションイノベータ(2021), アドソル日進(2020), 大日本印刷株式会社(2020), キーウェア西日本(2020), 東京コンピュータサービス(2019), NSソリューションズ関西(2019), 木内計測(2019), ソフトバンク(2018), ニッセイ情報テクノロジー(2018), 東西化学産業(2018), コベルコシステム(2017), アドソル日進(2017), SCSK(2016), ブリリアントサービス(2016), 大東建託(2016), オービック(2015), サイバーリンクス(2015,2016), 富士通システムズ・ウェスト(2014), 湊組(2014), ヒューマンクリエイト(2013), 富士ゼロックス(2013), ソフトバンク(2013), ゼンショ―ホールディングス(2012), 三菱電機情報ネットワーク(2011)
公務員
和歌山市役所(2014), 堺市役所(2013, 2018)

Last Updated, November 2024 (Background: "Vitruvianman" by Leonardo Da Vinci)

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