和歌山大学システム工学部空間デザイン研究室は、建築・都市・インテリア空間とデジタル技術の融合をテーマに活動しています。
私たちの身の回りの多くのサービスや製品が情報技術で便利に変わっていく中、住居や仕事場などの空間=「場所」も例外ではありません。快適で居心地のよい空間を創造するためにビジュアリゼーションやシミュレーションなどの情報技術の活用、多くの人々と協同しながら建築やまちづくりを行うデジタルデザイン技法の確立、ネットワークやXR(エクステンデッド・リアリティ)の建築分野への導入、メタバースなどの新しい空間プラットフォームに対応した場所づくりの探求が必要です。
空間デザイン研究室では、建築・インテリアなどの施設計画からAR・VRによる仮想空間まで,さまざまな形で空間をデザインする技法,アプローチ,ツールの開発に取り組んでいます。
空間デザイン研究室の活動は3つのフィールドで構成されています。建築・都市・インテリアなどの設計や調査などの分析を行う空間計画、CG・XR・BIM等のデジタルメディアに対応した仮想情報空間の利用、様々なデザイン活動を支援するツール開発を行うシステムデザインです。大学院生、学部生の研究室ゼミ生は、3つのフィールドの1つを主軸に研究やデザインコンペへの応募などの活動に取り組みます。
企業・官公庁の方々との研究連携などは研究シーズ集(和歌山大学産学連携イノベーションセンター)に研究概要資料を掲載しています。
研究室ゼミ学生は、次のようなテーマで卒業研究、修士研究、コンペなどに取り組みます。
CAD/CG/BIMを活用した建築・インテリアの計画と居心地の良い場所の特徴を分析するコモンズ空間の調査
街並みの印象や構成などの都市景観、サイン計画、都市・建築・インテリアの環境色彩の分析と提案
AR/VRなどのXRやメタバースの利活用、デザイン支援ツールなどのシステム開発
空間デザイン研究室の活動について紹介する解説動画(再生時間約5分)