第10回- 実践演習


  1. 本日の講義の目的

    これまでの授業で習得したことをふまえ、最終レポートを作成する。
    インターネットなどで入手できる統計データを基にグラフを作成し、レイアウトの整ったレポートを提出する。
    レポートの形式も採点対象とするが、それ以上に考察内容を重視して評価する。
    何を調べる目的か、仮説は何か、立証のためのデータを正しく選択しているか、図表が目的・仮説を検証するための説得力ある情報となっているか、などを採点する。
    成績評価は、出席:これまでの講義の提出課題:最終レポート=3:3:4を目安に機械的に採点する。平均点調整などは一切しない。

  2. レポートの作成

    目的(何をするか)、方法(どのようにしたか)を最初に書く。
    データを使用して、図表(グラフ、表、地図など)を作成し、それに対する考察を書く。
    授業第6回「ワードの使い方」で説明したレポート形式に準拠すること。
    環境(水環境、生態環境、都市計画、建築、公園など)に関する統計を対象とする。

  3. 参考データ

    第7回で紹介したe-Statの他、以下のようなページを参照すること。

    経済産業省 統計ページ(工業、商業、貿易、農業)
    気象庁 気象データ (気象)
    国土交通省 統計ページ(建設、国土、都市関係)
    国土交通省 水文水質データベース(水質)

    その他、自分でネット検索の上、著作権に違反しないデータを使用してレポートを作成してよい。

  4. 提出内容

    最終レポート A4 ワードファイル 6ページ以上
    ファイルサイズを2メガバイト以下に抑え、
    電子メール(添付ファイル)で原:hara@sys.wakayama-u.ac.jpまで提出(セキュリティ上@を全角にしてあるのでコピペの際は半角@に直すこと)
    ファイル名は、「学籍番号」+「名前」+「最終レポート」とする。当然ながら、レポートの中身にも名前と学籍番号を忘れずに書くこと。
    他人のコピーやウェブの文章のまるごとコピーなどを提出した場合、情報提供者側も合わせて採点対象外とする。実際に過去例が何件もある。
    違反を発見しても、再提出を促すことはしない。機械的に0点になる。
    レポートを受信したら、その旨メールで返信する。返信がこない場合、レポートが提出されていない可能性があるので注意すること。

    提出期限:7月31日 17:00までに到着したメール(レポート添付)を採点対象とする。


  5. レポート形式

    最低、総データ数200以上あること。
    データからグラフを作成、文章中に埋め込む。
    ワード演習におけるレポートの形式に準じて作成する。
    統計地図で習ったような地図・図表も貼り付けてよい。高い評価対象とする。
    図表は最低6個は作成してレポートに挿入すること。
    図表形式、文章形式に加え、考察内容を重視して採点する。



  6. レポート作成例(先輩たちの例)

    「建築・住宅の実態」
    「地球温暖化現象と生活変化の関連性について」
    「日本の発電と世界の発電」
    「日本の気候について」