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【開催レポート】繊維の魅力にせまる~綿花を収穫してみよう~

【開催レポート】
 
 511日の綿花を植えてみようイベントから約5か月過ぎ図書館で成長した棉の木を収穫し、それを実感することで繊維を身近に考え、そして地域産業や観光に広がるような交流の場を作っていくのが今回のイベントの趣旨です。


 大阪産業経済リサーチセンターの主任研究員松下隆さんの進行で、各担当者が様々な視点での「棉」へのかかわり方をプレゼンテーションしていきました。

まず、前回からの振返りとして511日から棉の木がどのように成長していったのかをスライドで示し、そのあと実物の棉の木のプランターを参加者に見せるというプレゼンから始めました。その後、松下さんが棉の木の性質を簡単に説明されました。

5月11日に植えた棉は6月上旬にはこのように芽を出しました。

10月中旬には、このように成長し立派な棉になりました。


 次に、和歌山大学地域交流援農サークル「agrico」から代表の上村さんから、これまでのagrico331日に行った桃の摘花の体験をもとに、今後の展望として、今まで援農というと作物が中心であったが、地域の産業にについて考えるきっかけなったこと、またそれが今後、学生の知識や知恵を広げ還元していきたいとのプレゼンがあった。

 休憩をはさみ、岸和田で地元産も県と地域産業を結びつけている団体「夢つむぎ会」の木村さんから、綿の収穫で問題になる種取を行う機械、野村製作所製造の「クリクリワン」を使って種取を行い、その後その綿を使って、ペットチャルカというペットボトルを利用した糸つむぎ機を使い各自、綿を手に取り糸に紡ぐことに。なかなかコツがいるのですが教えてもらうと不思議な感覚で糸になりました。参加者が一同苦労しましたが、皆さん一様に楽しまれたようです。

ペットボトルを再利用した糸紬機「ペットチャルカ」

 棉を使って産業化というと、どうしても繊維産業というイメージを持ってしまいますが、阪南市の阪南コットンワークスさんの「棉の木の館」は「棉を愛でる文化」という切り口で、綿そのものを楽しむ、そして愛でる文化を提唱されています。今回はその活動報告と棉の木を使った生け花と、活動の拠点である古民家「棉の木の館」のお話をメインに報告されました。クリスマスにはクリスマスツリーならぬコットンツリーを作成されたり、棉の木を使って様々なイベントを今後考えて生きたとの抱負を語っておられました。

 最後に、夢つむぎ会さんのメンバーであるアトリエ工房Annjuさんの樋口さんから、岸和田産の木綿をブランド桃である「包近の桃」の花で染めた生地=薄い上品なピンク色で化学染料で染めたものと違って風合いが優しい=で作ったドレスやコサージュなどをファッションショーで発表したことや、岸和田産業高校の生徒さんと20201月にマドカホールにて「産業教育フェア」に商品開発の作品を展示予定であることなどを報告していただきました。最後にそのドレスをマネキンボディ2体に着せたものをお披露目されましたが、参加者一同自然な風合いのピンク色に魅せられました。

 総括として大阪経済リサーチセンタの松下さんから、「ことづくりの共有」というテーマで従来の綿花から糸、衣服、クラフトにわたる「ものづくり」だけでなく、これからは綿花を活かして育てる喜びや学習、それを観光=ツーリズムにまで広げていくことが、インバウンドを取り込むことで新たな綿花と中心とした産業の広がりを持つのではないかとの指摘をされ、今回のイベント「身近な繊維を考える~綿花を収穫してみよう~」の総評とされました。
また和歌山大学岸和田サテライト代表の藤田先生から、最後の締めくくりとしてこうしたイベントを進めていくことで地域における産業への新たな視点への一助になれば幸いであるというお話をいただき、参会いたしました。

 

泉南各地の綿花や棉の木についての活動報告が     和歌山大学援農サークルagricoの学生から

なされました。                これからの綿花への取り組みの報告がありました。

 

agricoのメンバーも糸紬ぎを使って、体験し  当日はテレビ取材も入りました。

ました。

 

アトリエ工房Annjuさんからは、地元綿花を使い ドレスの紹介がありました。

岸和田のブランド桃「包近の桃」で染めた

 


繊維の魅力にせまるpartⅡ

~綿花を収穫してみよう~

泉州地域やお隣の河内地域では、昔から繊維産業が盛んでした。

綿花の生産とともに綿紡績が泉州そして京阪神の工業化の原動力になって発展きた綿花。

そして今また再び各地で綿花の栽培が行われてこなわれてくるようになりました。

岸和田でも和大と図書館が協力して植えた綿花が収穫の時期になっています。

その綿花を収穫し、一本の糸にしてみませんか?

そして、糸をつむぐことで地産地消型の産業・観光を考えてみませんか?

そのほか岸和田産ブランド桃「包近の桃」で染めた生地のファッションの展示や、阪南市の古民家を活かした「棉の木の館」のお話しなど、身近な繊維「綿花」による様々な展開と、観光を含む新たな産業への視点を皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

日時 10月27日(日曜日)13時30分~16時

場所 岸和田市立図書館(本館) 3階

☆  申込み不要 参加費無料

イベント内容

・棉を収穫し、簡易糸紬機で一本の糸に。
・アトリエ工房annjuさんデザインの「包近の桃」で染色した木綿ファッションの展示。
・和歌山大学地域交流援農サークル「agrico」さんによる「棉」を使った産業観光への提案。
・阪南市にできた棉いっぱいの館「棉の木の館」の出来るまでのお話。

 などなど盛りだくさんの内容を考えていますので、ぜひお越し下さい!
(チラシの印刷データはここをクリックお願いします。)

詳細は下記の和大岸和田サテライトまで!

和歌山大学岸和田サテライト 岸和田港緑町1-1浪切ホール2F

TEL FAX 072-433-0875

e-mail: kishiwadastaff[at]wakaya-u.ac.jp

[at]を@に変えて送信をお願いいたします。