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【開催レポート】【11月20日】第117回わだい浪切サロン「高齢期の地域生活を考える~ドイツの「多世代の家」から~」

2019/10/21

【開催レポート】

和歌山大学教育学部教授の村田順子先生に講演いただいた。

日本とドイツにおける高齢者人口の割合や平均寿命などの比較、ドイツの介護保険制度や要介護度の評価方法などの特徴、「多世代の家」の事例紹介、住宅事業についてのお話であった。

ドイツは日本に比べ、家族と同居する高齢者は少ないそうだ。2006年からドイツでは、連邦政府主導のプロジェクトとして「多世代の家」プロジェクトが広まっている。「多世代の家」の“家”には、人がつどい交流する場所という意味がある。村田先生は、ハノーファー市にある施設を事例として挙げ、高齢者に対する支援の他に保育所とがん患者支援を行っている複合施設など、様々な特色のある「多世代の家」を紹介された。家族が近くにいない高齢者と祖父母が近くにいない若い世帯など、異なる年代の人を結び付ける役割も担っているのである。「多世代の家」を運営することで、高齢者の介護予防にどれくらいの効果があるのかを数値化することは難しいが、実感として効果があると先生は聞いたそうだ。先生は、高齢者が「多世代の家」で活躍することで介護予防につながっていくのではないかと言われた。

事例に挙げられたハノーファー市も日本と同じように、移動が困難になった際の移送システムなどの課題を抱えている。まだ、解決策はないものの、ずっとハノーファー市内で住み続けたいという気持ちを持つ住民が多く、どうすればよいかを本人たちで考えていると先生は話された。多世代・高齢者住宅事業や多世代住宅プロジェクトの紹介もあり、村田先生がドイツで見聞きされたことをたくさんの写真やスライドを通して学ぶことができた。

【参加者 51名】

【参加者の声(アンケートより)】

ドイツの介護保険の実態を具体的に知る事ができて良かった。

ドイツと日本の違いが知られて良かった。

普段得られない情報を多く得ることができて良かった。

話が丁寧でわかりやすく落ち着いて聞くことができた。

今回の話の続きを聞いてみたい。時間が短く感じた。


2000年に介護保険制度が施行されてから来年で20年になります。日本の介護保険制度は、ドイツの介護保険制度に倣ったと言われていますが、実情はどうなのでしょうか。ドイツの介護保険制度について簡単に紹介します。

また、日本と同様少子高齢化が進むドイツでは、2006年より連邦政府主導で地域の社会的交流の場「多世代の家(Mehrgenerationenhaus)」の整備が進められてきました。高齢者が住み慣れた地域に暮らし続けていくための取り組みについて、事例をもとに紹介します。

日本とドイツを比較しながら、高齢期の地域生活について考えていきたいと思います。

話題提供者は和歌山大学教育学部 村田順子教授です。

日時 11月20日 午後7時~午後8時30分

場所 岸和田市立浪切ホール 1階 多目的ホール

※ 参加費無料 申込不要

  チラシはここをクリックするとダウンロードできます。

 

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