UNIFORM-1からの撮影画像
  8月11日 Super Moon

2014年8月11日 午前3時01分頃(JST) 北極圏上空より撮影
一年で満月が最も大きくなる「スーパームーン」にあわせ、月をとらえました。月が画像の上方にあるのは、衛星の太陽電池パネルに効率よく太陽光をあてつつ撮影をしたためです。地球観測衛星に搭載されるカメラの健全性や姿勢制御の性能を確認するためには、月は格好の対象物です。
(可視カメラ)
地球の表面を約100mの分解能で捉える可視カメラですが、月のような遠方の物体を撮像するとこんなに小さく見えます。それでも月の表面にうさぎ姿の模様をはっきりとみることができました。
(熱赤外カメラ)
地球上から熱赤外カメラを用いて月を撮ると地球の大気が邪魔をして正確な温度を測る事ができませんが、宇宙からだとその影響を受けません。ディスクの端が暗く(温度が低く)見えているのは月が球であるためです。また、可視カメラと違い、うさぎ姿の模様があまり見えなくなるという面白い特徴があります。
厳しい宇宙空間の環境にさらされている衛星の性能が劣化していないか、UNIFORMでは今後も定期的に月の撮影を続けて行く予定です。
 
可視画像と熱赤外画像との比較
スーパームーン
写真1 可視光カメラによる撮影
スーパームーン
写真2 熱赤外線カメラによる撮影
(高温から順に、白→黄→橙→赤→黒  と温度が低くなります)
スーパームーン
 
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