■2011年6月15日 ISSからの小型衛星放出実証ミッションに採択されました

宇宙航空研究開発機構(JAXA)による、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟からの小型衛星放出実証ミッションで放出される衛星として、当研究所が代表機関となった提案が採択されました。

このミッションは、従来はロケットで軌道上に運ばれている人工衛星を、「きぼう」のエアロックから、ロボットアームを用いて船外に直接放出し、軌道に乗せる計画であり、世界初の試みとなります。

採択された衛星「RAIKO」は、大きさが100mm×100mm×200mmの超小型衛星で、魚眼カメラによる地球の撮影などに挑むことになります。

この衛星は、文部科学省 超小型衛星研究開発事業「日本主導の超小型衛星網UNIFORMの基盤技術研究開発と海外への教育貢献」の一環として開発するもので、和歌山大学・東北大学・東京大学の3機関が連携して、製作・試験・運用を行います。

完成した衛星は、2012年9月頃を目標に「きぼう」に輸送され、放出される予定です。